この度株式会社クリーク・アンド・リバー社主催のネットマーケティング入門セミナー vol4 効果測定についてのセミナーを受けました。
この後控えている進級展でマーケティングを絡めた制作を行なっており、SEOをやらねばならないと思ってはいますが、肝心のマーケティング施策の実行結果についての解析など、アナリティクスが全くわからないので良い機会になったと思います。
そもそも、自分自身「マーケティング」についてなぜ勉強しているのかを言語化できていないような気がします。単に必要だから、行きたい企業で必要だから。そう思っていました。
今回のセミナーで得られた最も大きなこととしては
デザイナーに求められているものは「戦略に沿ったコンテンツを作る感覚」である。
だと思います。これはセミナーの冒頭で説明いただいた内容ですが、最も核心だと思います。
それを踏まえてセミナーを受講できたので、内容もすんなり入ってきました。
Webマーケティングにおいて求められること
Webマーケティングにおいて求められることは
「結果を分析してデータを解析」
「解析結果によってコンテンツをチューニング」
この2点です。
何のためのデザインをするのか。ここの理解が大事です。単なる自己満足のデザインだとアートになってしまいますから。
そのために自身が採用したデザインやマーケティング手法についてアナリティクスの分析などを用いて効果測定を行う必要があります。
何のための効果測定なのか
アクセス解析
アクセス解析の際、下記の3つに着目する必要があります。
・構築したWebメディアがきちんと機能しているか
・かけた費用に見合う効果を上げているか
・数値で分析する
これは前回のもりもり勉強会でも感じたことですが、相手の予算に見合った/実際にいただいた額に相応しい効果を上げることで相互満足につながります。
SEO施策
SEO( Search Engine Optimization )
について。日頃からSEOが重要というのはいろんな記事を見ればわかるのですが、具体的にはよくわかっていなかったです。
・最も興味がありそうな見込み客の検索結果のページで上位に表示されることが重要
→構造を最適化し、特定のキーワードに対して検索エンジンから高い評価を得る
・オーガニックなトラフィックを増やす目的(広告でクリックではなく、自分で探してきた人が流入すること)
この目的を理解していない以上は、正しいSEO施策はできないと考えます。
コンテンツマーケティング
ターゲットとするユーザーにとって価値があるコンテンツ関係を築き、信頼を構築する
例えば動画や記事などを用いて行う
このコンテンツマーケティングは今現在特に重要視される観点なのではないかと思っています。
SNSが最重要視されている現代では、このコンテンツマーケティングで制作されたコンテンツがユーザーに最初に目にするところでもあると思います。
迅速なマーケティング戦略の調整
SEO
・コンテンツ、ソーシャルメディア、メール、ネット広告
・幅広いユーザーにコストの面でも効率よくアプローチ
デジタルマーケティング戦略において欠かせない要素
施策などを実行することにより帰ってきたデータの解析は以下の通りです。
解析について
解析するにもビジネスの目的が明確でないと計れません。
なるほどデザインにも書いてありました。
「誰に、何を、どのように」
ここをまず第一に把握しておく必要があります。
ただこれについてはそもそも解析どうこうより、制作の段階で知っておくことでもありますが…
計測データを得る、数値で分析する
ただデータを得て分析するだけでは意味がありません。
なぜ得るのか、何を知りたいのかを明確にします。その答えが
→ビジネスの現状を把握し、改善する手法を探るため
その解析でも数種類ありますが、Web制作の場合、
アクセスログ解析を行います。その解析をするためにサイト内にいろいろ仕込むのですが、基本的には
ビーコン型:ソースコードを埋め込む(トラッキングIDを発行して、サイトの情報を読み取る)
これを用いてデータの取得、解析をしていきます。
ですが、本質は解析ではありません。解析も重要ではありますが、
解析して終わりだけでなく、改善して実行していく「PDCAサイクルを回す」ことが大切です。
Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)
Actionで終わるのではなく、これを継続して回すことが基本です。
ここまでマーケティングなどの担当者の仕事であることも多いですが、
結局マーケティングの基本は物が売れる仕組みを作ること、つまり売り上げを作ることです。
その売り上げを上げる場合、WebデザイナーやWeb担当者が何ができるかとなると、
コンバージョンやセッションを向上させる。そのためにできることを行う
これに尽きるのではないでしょうか。
KGI Key goal indicator(ゴール/到達点)=「ある目標を決めることで方向性が確定する」という言葉があるのですが、この場合はコンバージョン率の向上がKGIとなります。
そのKGIを達成するための経過点にKPI Key Performance indicator(実績/成績)=過程が存在するというわけなんですが、KPIはデータの存在を元に作る必要があります。
このKPIにデザイナー側が大きく関わることとなると思います。
例えば月間20000のセッションでコンバージョンが月間200だとする。KGIは月間500のコンバージョンとしましょう。
現在コンバージョン率は1%です。この場合セッションを上げるか、コンバージョンを上げるか、どっちが良いのでしょうか。
セッションの数を月間50000に上げたほうが比較的容易に目標は達成できそうです。
「この場合にコンバージョン率を上げるときにwebデザイナーはどうすればいい」言い換えるならば、この場合にデザイナーが行うべき役割です。
我々デザイナーがどうするかというと「ターゲットとなるユーザーに対して結びついたデザインを提供する」ことに尽きます。
そのためにはターゲットとなるユーザーが明確化される必要があります。
では、どう明確化するのか?
効果測定、つまりアナリティクスを分析する力が必要になると考えることができるでしょう。
まとめ
ここまでがセミナーの内容でした。だいぶ自分なりの解釈も入っているので、アレですが(汗)
とにかく、なぜマーケティング力がデザイナー側に求められている世の中なのかよくわかった気がします。
現在制作中の課題でも少しでもマーケティングの知識などが取り入れられるようにさらにWebマーケティングについて勉強する必要がありそうです。
苦手なJavaScriptの勉強もしないとな〜
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